風を食べて 君は瞳を閉じて
誰も知らない僕の谷底へ 谷底へ
通り抜ければそこは果てしなく
霧は晴れてやがて映すだろう
背の羽を広げ空を泳ぐ
まだ飛べない君に片翼をあげよう
生を受けてから苦痛を背負い
鉛の羽片は落ちていく
掴んだものは目が覚めれば跡形もなく消えて行くけど忘れないで
形の無い幻想に違いはないけど君に翼は残るから きっと
光を飲み 飢えと渇き癒し
水に浮かぶ雲を追い越して
背の羽を閉じて水面を飛ぶ
ほら 見えない景色(モノ)が四季向かえ 色付く
慣れない体の羽を休めて
水辺に横たわり眠る
掴んだものは目が覚めれば跡形もなく消えて行くけど忘れないで
形の無い幻想に違いはないけど君に翼は残るから
眠ったままであと少しだけ夢を見てていいよ 明日ならまだ来ない
君の描く無限に広がる可能性の花咲かせて 僕にいつか見せてほしい
君の羽が見える・・・