さくら 〜絶望の悲愁華〜

美麗なこの4月に どんな別離出逢いを?
不明瞭に色付けられたこの桜の下で

時代の視線は夢見る心をバラバラにして
いつしか僕は己を酷く憎んでいた
鏡の前 変形してゆく歪んだ姿
Ah- あの桜の様に美しくなれるのなら・・・

華ならば華ならば散りゆくが運命だろう?
一瞬でいい 一瞬でいい 刹那の麗姿を・・・

「さあ 今 桜として共に生まれ変わろう・・・」

   彼の血を吸収んだこの場所に誰もが振り返る
    鮮やかに色付けられたこの桜の下に
 
華ならば華ならば散りゆくが運命だろう?
一瞬でいい 一瞬でいい 刹那の輝きを・・・